OpenFisca Editor検証: UI作成
まとめ
Webページ上にEditorのUIを作成するには超えるべき課題がある
制度情報サイトのHTMLを取得できない(セキュリティ上の制限)
Gemini APIが500エラー(Gemini側のエラー)を返す
ブラウザ以外の方法でUIを作ったほうが良いかも
背景
Editor検証に関するフィードバック:
ノンプログラマが触るには、プロンプトをそのまま触るのは複雑
→普及を考えるとUI上で自然に操作できるのが望ましい
プロトタイプ実装(動作せず)
https://scrapbox.io/files/662ba1fb18785800246f5117.png
React製
Gemini Pro 1.5 APIを使用
制度名と制度情報URLを入れると生成されたコードが左側に表示
制度情報サイトのHTMLは、実行ボタンを押したタイミングで自動取得
結果
エラーが発生し生成できなかった
1. 制度情報サイトのHTMLが取得できない
ブラウザのセキュリティ機能によるもの
悪意あるWebサイトに個人情報等を窃取されないよう、ドメインが異なるURLのコンテンツにはアクセスできない
2. Gemini APIが500エラーを返す
Gemini側で発生したエラー
サンプルのプロンプトに対してはレスポンスを返したため、プロンプトが大きすぎる?
トークン数を減らす必要がある場合高精度で生成する手法が取れない
考えられる対策
1.
プロキシを指定し制限を回避する
ローカルで起動した場合にしか採用できない
上記プロトタイプはこの方法で検証
WebサイトのHTMLを取得する部分は利用者に手動でやってもらう
利便性は下がる
せめてワンクリックでできるようにしたい
SaveAsHTML: このページをブックマークに登録し、好きなページでこのブックマークをクリックするとHTMLがクリップボードにコピーされる 2.
(根本的な解決策思いつかず...)
別の言語(Python等)からAPIを呼び出して動作するか確認
Gemini側の修正を待つ?
プロンプトの文言だけ生成して、Geminiに貼り付けてもらう
利便性は下がる
所感
セキュリティによる制限はブラウザを使う限り発生する
Webサービスより、ダウンロードする形式のアプリの方が課題が少ない
(ヤドカリくん本体と異なる技術スタックを使うと保守コストは上がる)
Gemini APIはUI版に比べて仕様が安定していない?